akemi's Diary 2003 

 

2003年4月30日(水) ”ワシントンDCへ”

story by akemi from Washington, D.C.

久し振りに戻って来たNY。でも今回の滞在の目的は新曲のアイデアを練り作り上げていく為。
そこで友人を訪ねにワシントンDCに行って来ました。
友人のWydell Croom はバークレー時代からの仲間で12月にリリースした"Let Us Write"のプロデュ−スもしてくれました。ボストンではド−チェスタ−にあるバプティスト教会でゴスペルクワイヤーのダイレクタ−をしていたので、時間のある時に教会に遊びに行ってました。
小さい頃から弾いていたピアノもさすがに教会仕込みだけあり、彼のピアノの音色はとても優しく、聞いている人を心地よくしてくれる何かが混ざっていてまるで魔法みたい。私の色んなアイデアもまるで心の中を読み取る様に、音にしてくれるのです。

ワシントンのユニオン駅からさらに電車に揺られる事40分。 ようやくシェイディーグローブという待ち合わせの場所に着きました。
Wydell Croomは、笑顔で新車に颯爽と乗り私の目の前に現れました。スターバックスでフラッパチーノを買って、音合わせで彼の教会へ向かいました。まだ新しいという教会はとても広く案内されたお部屋もホールの様なスペース。そこに、立派なグランドピアノがありました。何時間位たったのか時間の経過もわからない感じで頭の中にあるイメージを伝えるべく、お互いハミングしたりピアノを使ったり毎度の事ながら楽しかったり、はがゆかったり。途中、色んな最近の気になるアーティスト等の話をしたり頭を柔らかくしながらアイディアを形にしていく、私はそんな作業がとても好きです。難しいジグソーパズルの一つ一つのピースから部分的に仕上がり、幾つもそのかたまりが目で見えるようになってきたそんな感触。大好きなひと時です。

曲を作っていていつも思い出すのが、ある作曲家が言っていたお話。
"人は目に見えない家は買わないし、見た目や住み心地の良い家を買いたいと思うものです。もし、自分に良い曲のアイディアがあるのだったら、それを必ず形にする事。その次に人がお金を出しても買いたいと思う作品をつくる様、努力する事。"
この基本的な作業の繰り返しがヒット曲を生むのだと。
実際彼自身グラミー賞を授与され、その事からも繰り返す事の大切さを身を持って証明してくれています。

これから、新曲がどんな色付けされるかあれこれ試していく事になります。最終的には仕上がってみないと誰も完璧な姿はわからない、それも音楽の魅力ですよね。生きてますから。(笑)